私が子供のころからあったミナミの名店。
私が調理師をしていた頃このお店の料理長が前菜造りの名人で
いっぱい著書を出しておられた。料理が上手なのはもちろんだが前菜はそのお店の
会席コースで一番最初に出てくるものなので料理の印象がそれで決まってしまう。
言い換えれば会席のコースの看板みたいなものなのでそこに精神を集中して
手間を精いっぱいかけて作らなければならない・・・というようなことをおっしゃっていたことを
思い出す。その当時でもかなりご高齢で私が見たこともないような技術を持っておられ
なんとも細かな手仕事をされていたという記憶がある。
そんな古い時代にもこの鳥よし鍋があり多くの千切りにされた野菜と細かく切られた
豚肉と鶏肉を灰汁の出ないコクのある出汁で煮込みコショウをかけていただくという趣向。
旨い不味いを超越した年期を感じる料理でしかもヘルシーさも満点で財布にも優しい
非の打ちどころのない素晴らしい名品である。
仲居さんが丁寧に作ってくれるし最後のうどんもあっさりしているのでぺろっといってしまう。
安くてボリュームがあって美味しくて大阪の和食店の見本のような店。
ディスイズ大阪和食レストラン!見習いたいものである。
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