私が大阪の鰻はここと知人にいつも紹介しているお店。
阪堺線と上町線の交差する住吉(昔は住吉交差点と言っていた)という駅の真ん前で
ずっと昔からかば焼き一本でされている地元の名店。
真っ白けののれんと軒先からの煙が目印でお店の中はカウンター4席。
歪んだテーブル席4人がけが4つ。お店の中も昭和にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
年季の入り方が半端やない。。接待するおかあはんのあったかい雰囲気も素晴らしい。
鰻は関西焼きで香ばしくパリっと仕上げていてもちろん炭焼き。。若い店主(といってももうベテランの域だが)の丁寧な仕事はありがちな焼きムラや焼きの甘さも全くなく中はふんわりしていて、関東風の
ふんわりした食べ応えのない水臭い蒲焼とは完全に一線を画している。ご飯は独特のやわらかさで(個人的にこんなのが大好き)たれもまんべんなくまぶしてあってしかも甘すぎず辛すぎずで私にとってのベストオブザ鰻どんぶり。。
器とかの見栄えは悪いがきっちりとした仕事も敬服するし、肝吸いもありがちな水臭さもなく、しかも鰻店の吸い物のルールもちゃんと守られており、言葉どおりのええ塩梅である。必ず注文してもらいたいと希望する。
まむし(鰻どんぶり)は600円、800円、1000円(写真)、1500円、2000円とあり1000円のが昔から特上と呼ばれている。私はいつもこれを所望する。2000円のは器に鰻が敷き詰められているのを前に見たことがある。1500円の分は1500円の頂戴!と言わねばならないし2000円のも同様である。
(ちょっとややこしいのだが・・・しょうがない)30代前半の頃、将来出世したらこの店の2000円のどんぶりを食べようと心に誓ったことを思い出す。しかし今だ食べたことがない・・(涙)
600円の分は丸型のまさにどんぶりに入って鰻が2切れでこれもまた味わいがあってよい。個人的にはお勧めである。
住吉大社の参拝の帰りにぜひお勧めの名店。この店はまさに大阪の至宝といえる。
大阪市住吉区東粉浜3-29-1
06-6671-2768
11:30~売り切れまで
定休日 水曜日
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柴崎コウも使っている(らしい)炊飯土鍋「かまどさん」で一躍有名になった窯元の長谷園に営業用の食器を購入するため大阪から1時間半かけて伊賀上野まで。名阪国道を壬生野ICで下り、10分以上かかる辺鄙な場所にあるのに到着したら近畿各地から「かまどさん」や土鍋でできた蒸し器などを買うお客でえらいいっぱいの大賑わい。。
器の展示室も10年前は1つしかなかったが今はギャラリー含めて4つもある。この時代にこの商売で繁盛しているというのはまさに奇跡的。それぞれの商品が用の美というか使って美しい作品ばかりでこの数年から京都の一流料亭からの引き合いが殺到し今や東京の支店含め通販などでも大人気で土鍋バブルをおこしているような様相。

来たついでに登り窯も見学して、お楽しみの食事は一日2組限定要予約の「母や」にていただいた。綺麗に掃き清められた庭はまさにお客様をお迎えするにふさわしい美しさ。しかしながら凛としたたたずまいを作っておられることに驚きを感じる。

庭や古民家をいかしたお店はしっとりとして田舎のおばちゃんの家に帰って来たよう。しかしながら掛け軸や屏風含めて意匠にもセンス良くこだわられていて上質な空間をあざとさを出さずに作られている。
なんとこの建物築200年。元はオーナーのお住まいだったらしくこうやって料理店で使えば朽ちないのかとひとりごちする。
お店の方と世間話をしてしばらくすると出てきたお昼のコースは大きな伊賀焼きの大皿に盛られた前菜。
最近禁酒しているのでお酒が飲めないのがなんとももったいなく感じてしまった。素材感も十分ありしかしながら家庭料理とは完全に内容を隔した仕事ぶりが一目でわかる。これを見て料理人の腕とセンスの良さが十分にわかった。
〆サバを燻製にしたものにくるみを射こんだものはもう日本酒が欲しくてたまらん禁断症状が出るくらい
ナイスなできでほぼよだれものである。なんとも言えない塩加減とくるみの脂加減、強めの温薫の加減など思わずウンマ~と反射的に言ってしまう。ホントによく出来ている。。その横が鮭のはらすを燻したものでこれも口に入れると脂が染み出て鮭の味も凝縮されていてなんともいえん滋味の深さを感じる。これは掟破りの鉄板の美味しさ。。
その横は卵黄の味噌漬けでこれは日本料理でよくある仕事だが丁寧な仕事ぶりがよくわかる一品。
海老と金時草の黄身酢掛けはあっさりした加減で夏野菜の金時草の独特のぬめり具合は体にいかにもよさそうな感じがした。蓮根の酒盗和えもただ和えているだけではなくきっちりと下ごしらえしているのがよくわかる。そのほかに小芋を拍子に切ってさっとゆがいて梅肉と和えたものもかなり旨かった。。小芋ってホントはこんな味がするんやと目覚めさせられる。イチジクの酢味噌添えも秀逸。栗をじか焼きして4つに割って出されていたのもかなり旨かった。。やっぱ料理は素材だなと納得。。ここまで酒のあてが続くと飲めないことがほんまマジでお茶でいただくのが苦しくなる。。。。
続いて蓋物はゴマ豆腐と冬瓜と秋ナスの焚いたものでまさに出会いもの。の中には干し貝柱。。。深みのあるしんみりとした加減はかなりの腕前。。
メインディッシュは伊賀豚三枚肉の蒸し物。。カロリー制限しているため豚肉は遠慮させていただいたが
キャベツを始めプチトマト、肉厚の椎茸はブッチリした歯触りで鶏肉のよう、モロッコいんげんも蒸し料理にぴったり。こりゃあなんぼでも入っていきそうって感じだった。
締めは「かまどさん」で炊いたキノコご飯で遠赤外線効果のためふっくらつやつやでお焦げも旨すぎる。。。キノコからええ感じのエキスというか出汁が出まくってかなりいい感じとなっている。
香の物も長芋やウズラの卵、赤と黄色のピーマンのぬか漬けなど遊びも効いていて唸りまくり・・・
デセールは渋皮煮で丁寧な仕事ぶりに脱帽。。旨いとかまずいというレヴェルではなくただ感動しました。次回はディナーでいただこうと思った。
「長谷園 なが谷 母や」
三重県伊賀市丸柱569
0595-44-1511(予約制)
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私どもの支店の東大阪市枚岡のグリーンガーデンひらおかにあるカフェ。テラス席がワンちゃんOKなので最近は犬連れのお客様が犬連れを呼んで犬連れネットワークで大盛況。オーガニックな食事と自然いっぱいのロケーションは私自身もお気に入り。夏の間はシェフが焼くバーベキューで大賑わい。9月からは土日祝の夜のみ「ハイカラディナー」と称してええ感じの食事をお客様に提供させていただいている。シェフの湯藤等が渾身の一押しの但馬牛を使ったハンバーグのコースは絶対にお得なこと間違いなし。まず最初の前菜に茄子のコンフィ、八尾の養鶏場から直接分けて頂く産みたての温泉卵の柚味噌添えと定番の自家製ゴマ豆腐。
続いてランチで出している特製王様コロッケをミニポーションにしたものは自家製の酸味の効いたトマトソースで。中身は貝柱にエビなどいっぱいいろんなものが入った豪華な一品。
これを出してうまくないというお客様はいまだいないという自慢のコロッケ。。
そしてメインのハンバーグはアツアツの石釜でジャージュー音をたてながら登場。丁寧に作られたドミグラスソースとの相性も抜群。但馬から直送の但馬牛と宮崎の完熟豚を合わせたハンバーグは肉汁たっぷり旨みも最高にあって、しかも食感は重たくなく、さらりとした切れ味を目指している。
神戸そごうのnori-deriでも販売しており肉の質とミンチのひき加減や配合のバランスにはかなりの試作時間をかけ現状では最高の出来と自負している。
これに五分付きの玄米ご飯と具沢山の味噌汁、ミニサラダがつく。ご飯は普通の玄米よりはるかに食べやすく玄米によく言われるもそもそした感じも皆無。
コースにつくデセールはその日によって違うがこの日はミニシャーベット。。
ハンバーグが苦手な人は同じ料金で海老フライと貝柱のフライの盛り合わせを選ぶこともできる。
この大きな海老フライがバリうま。。昼のランチで海老が三匹入って1000円で提供しているが、女性客に超人気。。厳選した海老を選んでいるのと丁寧な下処理でぷりぷりのしこしこ。。大きな口を開けないと食べられないことから、幸せを呼ぶ海老フライと言われている。。もちろんタルタルソースも手作り。。
このコースでなんと価格は2100円・・・驚愕のプライス。。儲けほとんどなし。。
店じまいセールのような勢いだが実はお店の会議の時に若いお母さんパートの方が2100円でないと私絶対無理・・みたいなことを言われてこの価格での大出血サービスとなった。。。
(もう鼻血も出んぞ~)
価格以上の価値は必ずあり。。お客様が皆喜んでもらえるので従業員もハッピー。
ワインや焼酎もたくさん取りそろえサイドメニューもいろいろ
上の写真は秋ナスと地元の契約農家でとれた野菜の温野菜サラダ。。新鮮な野菜のみを使うので不味く作るほうが難しい。
自家製ピクルスも秘伝の隠し味があってまろやかでさっぱりしててえらい旨いものになっている。
カマンベールを乗せて焼いたパリジャンはワインにぴったり。
自家製のぬか漬けはいろんな野菜が勢ぞろい。個人的なお勧めは山芋かな。。。
お子様にはパスタもご用意しています。お子様用といっても本格的。もちろんソースも手作りで野菜もたっぷり栄養満点。
キノコがたっぷり入ったソースのかかったオムライスはシェフのスペシャリテ。簡単なようだが半熟具合や日の入り方は完璧。。キノコのソースはこめかみが痛くなるくらい旨い。。
デセールの盛り合わせはその日の手作りケーキやデザート7種類から選ぶことができる。
どれもが優しく丁寧に手作りしているのでこれだけでもお値打ち。。
これもシェフ自慢のフルーツポンチは仕上げに三ツ矢サイダーが注がれる。。。口の中がさっぱりしてかなりええ感じとなること間違いなし。。すべてのメニューがお手頃価格。しかし低価格&上質というテーマで運営しているので絶対にがっかりさせることはないと思います。
詳しくはこちら
一度来てみてね。。。。枚岡駅から電話いただいたら送迎いたします。
店主のペロペロ日記を見たといえばクッキー詰め合わせお土産にプレゼントしちゃいます。。
ヨロピクね!出来たら電話予約お願いいたします。
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出張の帰り。九州で甘ったるい醤油の寿司に辟易して帰阪し、早速梅田かっぱ横丁の小好寿司に直行。近くの友達のYさんを呼ぼうと思ったが今日は一人でゆっくりと寿司を楽しむ。この寿司屋の名前の由来は「仲良こよし」から来ていると誰かが言っていた。親父が病気でしばらく閉めていたのだが最近復活したのでほんまうれしい。。この店は数年前のガザットサーベイで帝国ホテルの久兵衛をどうどう抑えて寿司部門1位になっていた。難点は予約ができないのと店が超狭い。。トイレがない。。でもそれを超えた素晴らしさがこの店にはある。創業46年(らしい)12席の三角形のお店はホントに狭く客席の背後に2か所手動の扉があり自分の座る席の前の扉を開けて入り、座ってから後ろ手に扉を閉めないといけない。扉と客席の間は、もたれかかれる距離(40センチくらい)でもたれかかったら少し危険。お客との距離も近く隣の客が食べたものがつい欲しくなる。
まさにワンボックスカー詰め込み状態(結構個人的には好き)最初にこの店の名物のアワビとヒラメの縁側と鯛と鱧をお造りでいただく。塩でいただくとどれもが旨すぎてめまいがしそうになる。。
ええ頃合いのサイズのアワビは適度に柔らかく適度に固くいつもこの店で食べまくってしまう。
名残の鱧もいい脂があって梅肉との相性も良く冷たいビールいきなり3本あけてしまう。大将と奥さんのかけあい漫才のような会話も楽しい。話に入るもよし会話をあてに飲むのもよし。。劇場型寿司店と言えよう。
「ディスイズ大阪の寿司屋」って感じで東京の人連れてきてあげたら絶対に喜ぶこと違いなし。
身長185センチ以上と120キロ以上の方は厳しいかも知れない。
この店の特徴は親父の塩振りも芸術的だが何と言ってもネタのよさ。切りつけも分厚く、ご飯は少なめ。このバランスがまず素晴らしい。まさに絶品。
アルコールを日本酒の冷やに切り替えて2貫ずつ握っていただく。最初の赤貝は独特のいい香りでコリコリ。貝柱も縦切りでシコシコ。アオリイカもイカの香りと深い味が素晴らしい。塩で再び同じものをいただく。名物のアナゴもトロトロのふわふわで素材もさながらほんまにええ仕事しよる。今日はなかったが春先のトリガイもむちゃ旨い。親父にツブガイも薦められていっといた。コリコリで臭みもないし、ええ素材というのがよくわかる。
親父はギャグを飛ばしまくりながら(まさに親父ギャグ)どんどん握りまくる。2貫ずつなので結構お腹に来るがどれも食べたいネタばかりなのでつい無理して隣の客が頼んでいる、とろけまくりのサーモンをいただいて、そのあときっちりとした締め具合のサバもいただく。当然絶品だった。ウニも見た目が悪いがミョウバンなしの最高のもので、またもや中枢神経がおかしくなるくらいの食べまくりだった。路地裏の名店とはこの店のことを言うんだろうねとひとりごちして帰る。親父さんの健康とこの店がいつまでも続くことを願う。。。
大阪市北区芝田1-3-12
TEL:06-6372-5747
営業時間:18:00~23:00
日祝休み
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所属する自衛隊関連団体の式典が佐賀で行われたため一人で空路佐賀市内に赴く。
観光案内所で聞いた駅前御食事処「おおしま」でしばし休息。ビールと共に佐賀の珍味盛り合わせ。
左上からムツゴロウの甘露煮。鮎とほとんど変わらない食感で泥臭さまったくなし。その横はホタルイカの煮付け、めかじゃという2枚貝の煮付けで名前からして怪しげで有明海にいる高級食材らしい。
水管と微かな身をいただく。下段左はイソギンチャクの煮付けでこれも全く食べたことのない食感。。
グニュギュニュしているんだけどしっかりした身で貝のような魚の肝のような感じだった。
もちろんビールとの相性は抜群。その横は真えびと言って有明海の海老らしいがあんまりわからなかった。その横はワラスボでうろこのないさかなで足のないトカゲのような感じらしい。それを干してあげたもので甘辛くてぱりぱりしててこれもビールのあてって感じ。ウツボに近い感じかな・・・
水槽にイカが泳いでたので刺身にしてもらう。2500円。。新しいんだけど小ぶりなので味が乗っていないのが残念。少しコストパフォーマンスにも問題ありか・・
もっと包丁の目をたくさん入れたら甘みが出るのにと・・心の中で思った。。
佐賀牛のたたき1050円もついでにいただく。全国的に有名な佐賀牛だが値段が高いのが玉に傷。
佐賀産国産牛、佐賀産和牛、佐賀牛は似通っていて内容は全く違うこと消費者は騙されがちになる。
ホルスタインや交雑牛も佐賀にはたくさん飼育されておりそれを偽装すれすれの表記でごまかしている飲食店のどれだけ多いことか同業者としてかなしい限りである。切り身はペラペラだったが肉自身はまっとうで値段相応のものであった。
帰りに佐賀空港内のレストランでいただいたシシリアンライス950円。
これは生まれてはじめていただいた。
シシリアンライスは1970年代、市中心街の喫茶店で誕生した軽食メニュー。温かいご飯の上にいためた肉と生野菜を盛り付け、マヨネーズなどドレッシングをかけたもの。店ごとにアレンジが加えられ、ごく限られた地域で発展してきた。( 観光協会HPより抜粋)
ご飯の上に甘辛い牛肉とレタスとマヨネーズと玉ねぎというなんともジャンクな一皿何だけど野菜がたっぷりあるので結構食べやすくサラダ感覚でペろっといただけた。長崎のトルコライスを思い出す。長崎の隣の佐賀で出す料理だからトルコの隣のシリアからこの名前が来たのかと思ったがそうではなく不詳らしい。それならシリアライスか・・・シシリアはイタリアなのでどうなんだろうと考えている間に完食。。
これはくせになりそう。。。
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奈良明日香村にある自然派カフェ。この近くに新店を構えるため偵察を兼ねて食事をいただく。
女性ばかりで運営されたお店は古民家を改造してセンスの良い小物があちこちに飾られ女性を中心にいつも満席らしい。食材は地元の青空市で購入されているらしくそれぞれこだわりがありよりおいしく感じる。注文はことだまランチ1500円。最初に出てきたのはかぼちゃの千切りサラダと豆乳のビシソワーズ。手作り感あふれた味でお母さんが心をこめて作ったぞ・・て感じの味。
メインのお皿には目にも麗しいきゅうりとゴーヤの中華炒めとしっかりと肉の味が感じられる大和肉鳥のレモンソース。これはかなり美味しかった。この肉鳥は私もお気に入りでバンバン使ってみようと思った。
あとジャガイモとトマトのオムレツはスペイン風。
そのあとでてきた冬瓜とナスの冷製ホタテあんかけはかなり秀逸。料理屋もびっくりのできばえ。
食事は地元で有名な黒米ご飯にねぎ味噌を乗せたもの。これも無茶苦茶旨かった。
デセールはブルーベリー白玉を一口だけ。このブルーベリーも地元でよく取れるらしい。
クオリティーとセンスの良さが光る名店。
詳しくはこちら↓
http://love-asuka.jp/kotodama/
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前回、料理はともかくオペレーションがとても気になったので再訪し、大変お得(らしい)な季節限定メニュー4600円をいただく。「秋の感謝祭料理 豆づくし」という名前らしい。
「季節の小鉢三種」は綺麗な杉の箱に入って生湯葉とチーズ豆腐と冬瓜の煮物が入っていた。この店は和食の料理人がいないはずなのに冬瓜は上品に美しく炊かれていたのにびっくり。続いての湯葉豆腐とたぐり湯葉のお造りは私どももの店のお吸い物の具に使っている珍味素材で味があまりなくちょっと刺身としてはさびしい内容。「名物 とうふしゅうまい」は前回もいただく。
感想は「古川橋の手前」・・・→いまいち(涙)
「湯葉の小袖寿司」これも全くご飯に酢が効いていなく味がしない不思議な味。たぶん冷凍したものを解凍していると推察する。
「ふく福豆冨 二色あん掛け」このコースはこれがメインで目の前でにがりの入った豆乳が投入され?10分ほどで出来立ての豆腐ができてそれをしゃもじですくってマーボー豆腐を上品にしたようなソースと和風の野菜餡をかけていただくという趣向。これはなかなかいけた。特にマーボー餡は秀逸。
「金目鯛の白醤油焼き杉板仕立て」は料亭で出てきそうな趣向。惜しむらくは魚が冷凍で硬くてパサパサしてしまっていた。活魚であれば最高の一品なのにと思ったが価格を考えればしょうがないかと納得。
飛龍頭はまあまあ。上手に炊かれていて上品なお味。コックリとしんみり炊かれていて少し感触は固いけど十分美味しい。
「湯葉の蒲焼き」は先ほどの湯葉豆腐を甘辛たれで焼き上げたものでこれはバランスもよく結構うまいねえと言いながらいただいた。「湯葉もずく」は市販のモズクに湯葉が入っただけというわかりやすいもの。仕上げは湯葉茶漬け。デザートは八女茶麩饅頭でこれは冷凍な感じでちょっと残念。しかしトータル面で感じるコストパフォーマンスはさすが上場企業って感じ。
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東証に上場している豆腐料理の有名店。弊社の担当料理長と新たな女性料理長を連れて勉強に行く。
スタンダードな梅の花膳4100円を注文。この店は全国に60件以上展開し、最近では寿司店チェーンを買収したり、中華料理店をやったりデパ地下で惣菜を売ったり最近はマッサージ店もやっているそうな。
最初の突き出し三種が「嶺岡豆腐」豆乳に牛乳を混ぜて作る和食の定番。続いて「お浸し」これもなかなかいい加減で美味かった。「湯葉煮」は柔らかくて口どけもいいのだがもう少し湯葉自身にコクがあればと感じた。「名物 とうふしゅうまい」はなんかパサパサしていて冷凍チックな感じだった。「お造り」は山芋とマグロを市松にしたものでこれも解凍っぽかった。ずっと昔からこの店の造りはこれ。本部で大量に作っているのね。「茶碗蒸し」は普通の味。「おしのぎ」としてレンコン饅頭が出てきたが出汁が濃縮かつおだしでまんじゅうも冷凍丸出しで幻滅。「湯豆腐」も普通の豆腐とかわらず。きめは細かいんだけど、むちゃうま~って感じではなかった。
「生麩田楽」は2色になってるんだけど味は両方共に変りなく、どうやって色をつけてるのか不思議ねって感じだった。「湯葉揚げ」もちょっとさびしい出来栄えでこれはきついねってみんなの感想。
「湯葉グラタン」これは秀逸。味の薄いものとチーズを合わせるというのは結構いいかもと実感する。
風味もコクも後味もあっていい塩梅。そのあと汁物、飯物、香の物が続くんだけど仲居さんに話を聞くと90席のこの店で料理を作る人はたったの3人でその3人もアルバイトで本部に研修を行くだけの人らしい。
本物の和食の調理人を一切使わずシステムチックに仕組みをもって和食を作り出す企業努力に脱帽。豆腐ブームと高級な個室での設えに乗って成長してこられた企業であるが今後どのような戦略で展開されていくのかが楽しみ。
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体調を崩したという後輩を連れて精をつけに千日前のすっぽん丸元に突入。
いつもどおりいつもの席に座ってまずはお造り盛り合わせ。今日は軽めに盛っていただく。ピンピンのひらめにコリコリのかんぱち、赤貝に剣いか、鳥貝に甘エビに活タコと私の好きなものばかりようしっとると感心。歌謡曲の流れる店内は昭和そのもの。昔大阪で一番有名で高級な天ぷら屋のご主人が目の前で「飲食店の格は何で決まるか知ってますか?」と天ぷらをあげながら私に尋ねられたことを思い出す。私がわからない旨をいうと、一言「お客様筋です」とおっしゃられた。本当にいいお店はいいお客を引きよせ、いいお客の連鎖をもたらす。。ということだろうと思った。いろんな意味でこの店のお客様筋は素晴らしい。お客は帰りしなにみんないい顔をしながら老齢の店主に挨拶と感謝の意を述べて帰られる。大阪人らしくギャグる人もいれば店主との会話を本当にうれしくされている方が多い。まさにお客が店を作り、店がお客を作る典型であると納得。
すっぽんは大好きな殻付き卵が出てきて濃厚な味を堪能させていただいた。金正日がこの卵を輸入して食べまくっているというのも過去に聞き及んだ。心臓も肝臓や胆のうも堪能し?スープもおかわりして体ぽかぽかのいい気分で帰路に就いた。疲れていた後輩も元気はつらつ。この店は人を幸せにする。この店が永遠にあることを切に願う。
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